【開催報告】NIC-Japanセミナーシリーズ:「ミャンマーの教育制度・高等教育資格」※講演資料・動画リンク掲載
NICの活動
高等教育資格承認情報センター(NIC-Japan)は、2026年6月19日(金)にNIC-Japanセミナーシリーズ:「ミャンマーの教育制度・高等教育資格」をオンラインで開催しました。
NIC-Japanは、学生や研究者の国際的なモビリティ向上を目的とした高等教育資格の円滑な承認に資する情報提供活動の一環として、海外の教育制度や資格審査の事例など、資格承認にまつわる諸テーマについて国内外の有識者よりお話しいただく「NIC-Japanセミナーシリーズ」を2021年より開催しています。
今回は令和8年度の第1弾として、「ミャンマーの教育制度・高等教育資格」をテーマに開催しました。講師には、東京工業大学名誉教授の牟田博光氏をお招きしました。
はじめにNIC-Japanの森利枝センター長から挨拶があり、講師への謝意と今回のセミナーに対する期待が示されました。講演では、ミャンマーの教育制度と高等教育資格の全体像を概観し、基礎教育から大学教育までの制度構造や改革動向の紹介がなされました。特に、KG(幼児教育)+5(初等教育)・4(前期中等教育)・3(後期中等教育)へ移行した制度改革やマトリキュレーション試験(注)の役割、クーデターや新型コロナウイルスによる教育混乱の影響、学生数や学力の変化の分析結果など、詳細な資料を用いて説明が行われました。また、高等教育では大学入学制度や質保証の課題、複数省による管轄の問題点が示されるとともに、学生モビリティの拡大や今後の展望が提示されました。
質疑応答では、後期中等教育課程(アテッタン・アスィン・ピンニャーイェーの課程)の修了要件、マトリキュレーション試験を中心とした大学入学資格の扱いや、Grade12制度との関係に関する質問が多く寄せられました。また、反政府地域の教育制度や発行される証明書の信頼性、国際カリキュラムとの接続などにも関心が集まり、ミャンマーの教育制度の国際的整合性への関心の高さがうかがえました。
当日は大学等で入試業務や国際業務に携わる国内外の教職員を中心に約250名の参加があり、盛会のうちに終了しました。
(注) マトリキュレーション試験:2019年までは、後期中等教育課程の修了認定と大学入学資格認定を兼ねる全国統一試験として実施されていた。2020年以降は、後期中等教育課程の修了認定が各学校による認定に変更されたことから、大学入学資格認定を主な目的とする試験として実施されている。
今回のセミナーで使用した資料は以下からダウンロードすることができます。
「ミャンマーの教育制度・高等教育資格(2026年6月19日)」【講演資料】
※講演資料は、スライド23(マトリキュレーション試験受験者・合格者・合格率)に2026年結果を反映した最終版を掲載しています。
本セミナーの動画は、YouTubeで2027年1月末までご覧いただけます。
また、本セミナーシリーズ参加募集時の告知ページはこちらから閲覧できます。
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| 牟田博光氏 講演の様子 | 堀田シニアアドバイザー(右)の進行による、 牟田氏との質疑応答 |




