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ウクライナの11年課程(2)

Q&A

    外国での学習歴の評価(国別)についての質問

    Q:日本の大学入学資格における、「外国における指定された11年以上の課程」の一つである ウクライナの「ポウナ・ザハリナ・セレドニャ・オスヴィタの課程」の修了には、11年の教育課程の最終試験の合格が必要でしょうか。

    A:必要です。ウクライナにおける11年の教育課程の最後の試験である「State Final Attestation (SFA)」に合格すると中等教育修了資格が与えられ、同課程を修了したことになります。また、高等教育機関への進学希望者には、「External Independent Evaluation (EIE)」という全国統一試験の受験が一般的に求められますが、同課程の修了要件にはなっていません。

    欧州委員会(European Commission)がまとめたウクライナ学生受入れのための資格承認に関するガイドライン「Guidelines on fast-track recognition of Ukrainian academic qualifications」p.11-12に、これらの説明があります。

    なお、2019-2020年度及び2020-2021年度は新型コロナウイルス感染症の影響で、SFAを受験することなく中等教育修了資格が与えられ、SFAを受験することができるのは高等教育機関への進学希望者に限定されました(上記ガイドラインp.13)。

    また、2021-2022年度はウクライナ情勢の影響でSFAが中止となったため、やはりSFAを受験することなく中等教育修了資格が与えられています。

    (参考)NATIONAL INFORMATION CENTRE OF ACADEMIC MOBILITY ENIC UKRAINE(p.11)