本ウェブサイトとサービスを快適にご利用いただくため、また、本ウェブサイトとサービスがどのように活用されているのかを当機構で詳しく把握するために、Cookie を使用しています。引き続き本サイトをご利用いただいた場合、Cookieの使用に関して同意されたものとみなされます。

外国の学習歴の評価(国別)についての質問

Q:イタリアの高校(5年制)を卒業せずに日本の大学に入学して得た学位が、イタリアでは学位として認められません。なぜでしょうか?

A:日本とイタリアで学習歴に対する考え方が異なるためです。

まず、イタリアの初等中等教育は、初等教育5年、前期中等教育3年、後期中等教育5年の13年間の制度となっています。

日本の大学の学士課程への入学資格は、外国の正規の学校教育における12年目の課程修了によって満たされるため、後期中等教育に該当するイタリアの高校の4年次を修了していれば、日本の大学入学資格が認められます。

一方、イタリアでは大学のような高等教育機関に進学するためには、イタリアの中等教育修了資格"Diploma di Maturità"または同等の外国の資格の取得が必要となります。言い換えると、修学年数に関わらず、中等教育の課程をすべて修了していなければ高等教育への進学は認められません。

この原則は、学位保持者の学習歴をさかのぼって適用されます。もし、ある方がイタリアの中等教育を修了せずに日本の大学で学位を取得した場合は、一般的な進路でイタリア国内の大学の学位を取得した場合と比較し、学習者が到達した知識と技能に「実質的な相違」があるとされ、その学位は同国では承認されません。これはイタリアのNICであるCIMEAおよび在京イタリア大使館の見解であり、同国が締結するリスボン承認条約にもとづく措置です。

そのため、現時点では日本の大学で取得した学位がイタリアで承認されるためには、中等教育課程をすべて修了する必要があります。