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Q&A

    外国の学習歴の評価(全般)についての質問

    Q:海外の大学を卒業し、優秀な成績を収め、学士よりも優れた学位である名誉学士(Bachelor Honours Degree)等の学位を有する方は、博士課程(後期)への入学資格が認められますか?

    A:外国で取得した学位によって大学院の入学資格を判断する場合、「外国において、修士または専門職学位に相当する学位を授与された者」に該当するかどうかがポイントになります。

    まずは、名誉学士(Bachelor Honours Degree)が日本における修士の学位に相当する学位に該当するのかどうかを在日本の当該国の大使館等にご確認ください。その上で、明確な回答が得られなかった場合は、各国の教育水準認定機関において定める Qualifications Framework等において、修士(masters degree)と名誉学士(Bachelor Honours Degree)が同一の分類に該当するかご確認ください。

    例えば、オーストラリアでは、AQF(Australian Qualifications Framework)という教育水準認定機関により、当該国の高校、専門学校、大学、大学院などで取得できる資格について、学修の達成水準が段階的に分類されているところです。AQFの分類に基づくと、Bachelor Honours Degreeはレベル8に該当し、Masters Degree(修士)はレベル9に該当するため、達成水準が異なります。

    そのため、オーストラリアの場合、Bachelor Honours Degreeは同国の修士号に相当する学位とは言えないため、当該学位を取得していたとしても博士課程(後期)の入学資格は認められません。

    (このQ&Aは、文部科学省高等教育局大学振興課法規係作成『大学入学資格ガイド』から引用しています)