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外国の教育制度について

    国際バカロレア

    1. 2023年11月の試験は1020日から1110日まで実施された。(出典:International Baccalaureate Organization [1][2][3]) 
    2. 2023年5月の最終試験は、4月27日から519日まで実施され、結果は76日に公表された。今回の成績分布モデルはパンデミック前の水準近くに戻された。(出典:International Baccalaureate Organization [1][2][3][4]
    3. 2022年11月の試験は1021日から1110日まで実施され、結果は12日に公表された。 (出典:International Baccalaureate Organization [1][2] )
    4. 2022年5月の最終試験は428日から520日まで実施され、受験が可能な生徒の成績については、在校中の課題等と試験の成績を組み合わせた評価モデルが用いられた。各国の感染状況等により受験できない生徒の成績については、試験を用いない評価方法が取られた。結果は7月5日に公表された。(出典:International Baccalaureate Organization [1][2][3][4])
    5. 2021年11月の試験は1022日から1112日まで実施され、結果は202212日に公表された。(出典:International Baccalaureate Organization[1][2])
    6. 2021年5月の最終試験は、202011月の試験で用いられた、国際バカロレア認定校が二つの選択肢から一つを選ぶデュアルルートという方法が取られた。一つは最終試験を行うルートで、もう一つは最終試験を行わず、課題と教員による予想成績を用いて評価を行うルートである。結果は75日に公表された。(出典:International Baccalaureate Organization)
    7. 2020年11月の試験については、各国の感染状況や、学校で試験を実施する安全性の観点から、国際バカロレア認定校が二つの選択肢から一つを選ぶデュアルルートという方法が取られた。選択肢の一つは最終試験を行うルートで、もう一つは最終試験を行わないルートである。最終試験を行わないルートについては在校中の課題と予想成績を用いて評価が行われた。結果は当初の予定通り202112日に公表された。(出典:International Baccalaureate Organization)
    8. 中止となった20205月の最終試験に代わり、国際バカロレア資格授与の判断は生徒の在校中の課題を評価して決定し、結果は75日に公表されたが、結果を受領した国際バカロレア認定校3,020校のうち約700校から再審の申請があった。これを受けて各教科の最終成績の確定方法の見直しが行われ、変更後の内容は2020817日に公表された。最終成績は、生徒の在籍校が提出した課題の採点(IA: internal assessment)の評価を軸とし、同じく生徒の在籍校が算出した予想成績(PG: predicted grade)が①IAより1段階だけ低い、②IAと同じ、③IAよりも高い場合はすべてIAの成績が採用された。(出典:International Baccalaureate Organization[1][2])
    9. 2020年5月の最終試験は中止。国際バカロレア資格授与の判断は生徒の在校中の課題を評価して決定した。課題の採点は国際バカロレア機構が行い、通常と同じ成績評価が用いられた。今回が再受験となる予定だった受験者も課題を提出することでスコアを得た。採点基準は、過去の試験データなど様々なデータを分析して決定された。結果公表は当初の予定通り202075日に行われた。(出典:International Baccalaureate Organization [1][2]

    2023124日現在

    アビトゥア

    [ドイツの各州において大学入学資格として認められているアビトゥア資格]

    1. 2022年および2023年は各州で試験が実施された。(出典:Abitur.com, Deutsches schulportal [1][2])
    2. 2021年については、試験を実施することが各州常設文部大臣会議により発表された(2021年1月21日)。(出典:Kultusministerkonferenz)
    3. ベルリン市では当初予定より約1週間後ろ倒しされ、2021421日から試験が実施された。(出典:ベルリン市Berliner Morgenpost)
    4. 2020年については、試験を予定通りもしくは今年度末までに実施することが各州常設文部大臣会議により発表された(2020325)(出典:Kultusministerkonferenz、参考:DW)
    5. ベルリン市では2020420日から試験が行われた。試験会場では各種の感染予防措置(社会的距離や1部屋8名未満の定員など)が取られた。(出典:ベルリン市

      ・音楽:発表の際は、次の演奏者が使用する前に楽器の消毒が行われる。
      ・スポーツ:柔道の対戦など社会的距離が保てない実技は、別の実技に差し替えられる。
      ・化学・物理:実験については代替課題が実施される。

    6. ドイツの学校の学年暦は8月から翌年7月まで。(出典:外務省)

    20231214日現在

    バカロレア

    [フランスにおいて大学入学資格として認められているバカロレア資格]

    1. 2022-2023年度の試験は、最終学年の生徒が受験する専門科目の最終試験(筆記)は2023320-22日、哲学(筆記)は614日、口述試験は619日から630日まで実施された。試験の結果は74日に発表された。(出典:国民教育青少年スポーツ省 [1][2])
    2. 2021-2022年度の試験スケジュールが発表された。最終学年の生徒が受験する専門科目の最終試験(筆記)は2022314-16日、哲学(筆記)は615日、口述試験は620日から71日まで実施された。試験の結果は75日に発表された。(出典:国民教育青少年スポーツ省)
    3. 2021年3月に予定されていた専門科目の最終試験(筆記)は中止。専門科目の成績は最終学年の成績の平均値に基づき判定された。6月の最終試験(哲学の筆記、専門科目の口述)は予定どおりに実施され、試験の結果は76日に発表された。(出典:国民教育青少年スポーツ省franceinfo)
    4. 2020年6月の最終試験は中止された。口述試験も中止。学校に在籍している(livret scolaireのある)生徒は、最終学年の成績の平均値に基づきバカロレア資格の授与が判定され、第1次合格発表は202077日に行われた。(出典:国民教育青少年スポーツ省[1][2]HUFFPOST)
    5. フランスの学校の学年暦は9月から翌年7月まで。(出典:文部科学省

    2023923日現在

    GCE Aレベル

    [英国において大学入学資格として認められるGCE Aレベル(General Certificate of Education Advanced Level)資格]

    1. 2023年のGCE Aレベル試験は515日から627日に実施され、817日に結果が発表された。なお、今回の試験では、成績評価基準がパンデミック前のものに戻された。(出典:Joint Council for Qualifications (JCQ), GOV.UK
    2. 2022年のGCE Aレベル試験は516日から628日に実施され、818日に結果が発表された。(出典: JCQ
    3. 2022年2月、資格・試験規制機関(Ofqual1)は2022年夏に実施予定のGCSEASAレベル試験の大半の科目について、試験内容の焦点や評価方法の変更点等に関する事前情報を発表した。(出典:Ofqual)
      1 正式名称:Office of the Qualifications and Examinations Regulation
    4. 2021年9月、イギリス教育省とOfqualは、イングランドのGCE Aレベル試験を2022年夏に実施する見込みであること及び同試験の成績評価方法の方針について発表した。2022年夏の試験実施はイギリス教育省とOfqual2021712日~81日に共同で実施したコンサルテーション2の結果を踏まえて決定された。また、発表の中で、2022年を、2023年にGCE Aレベル試験の成績水準3をパンデミック前の水準に戻すための移行の年と位置付けた。ウェールズおよび北アイルランドにおいても2022年夏のGCE Aレベル試験の実施が発表されている。(出典:イングランド教育省OfqualQualifications WalesCCEA)
      2 イギリスのコンサルテーション制度に近い制度として、日本ではパブリックコメント制度がある。
      3  参考:『イギリスAレベルで44.3%以上がA判定以上:コロナ禍での試験中止の影響とは』(大学改革支援・学位授与機構
    5. 2021年810日、GCE Aレベルの結果が公表された。Ofqualがまとめた方法(下記5)に基づき中等教育学校等の教員が各生徒の最終成績を判定した。(出典:Ofqual、参考:大学改革支援・学位授与機構)
    6. 2021年225日、Ofqualは、試験中止の代替措置として、2021年夏の資格授与方法をまとめた「Decisions on how GCSE, AS and A level grades will be determined in summer 2021」を発表した。前年の試験代替措置とは異なり、中等教育学校等の教員が各生徒の最終成績を決定する仕様となっている。なお、本代替措置は2021115-29日に実施されたコンサルテーションの結果を踏まえて決定した。(出典:Ofqual、参考:大学改革支援・学位授与機構)
    7. 通常5-6月に実施される2021年のGCE Aレベルの試験は全地域で中止。ウェールズは202011月、イングランドと北アイルランドは20211月に決定が下された。(出典:ウェールズ政府イングランド教育省北アイルランド教育省)
    8. 2020年817日に発表された成績について不服があった生徒については10月の試験の受験が可能となり、結果は12月に発表された。ホームスクーリングや遠隔教育などによりcentre assessment grades2020年夏中に得られなかった生徒も本試験を受験できた。(出典:OfqualOfqual)
    9. 2020年817日、Ofqualの計算モデルによる成績判定は一貫性がなく、不公平だったとして、教育省が成績判定の方法を見直すことを発表。担当教員等により判定された成績と標準化された成績のうち、より成績が良かったものが最終成績となること、また成績は遡及的に変更されることが示された。(出典:英国教育省Ofqual)
    10. 2020年の同試験は中止になった。代替措置として、①学校の担当教員等が各生徒の学習記録等に基づき成績(「centre assessment grades」)を判定し、②試験実施機関が全学校から提出された①の成績をOffice of the Qualifications and Examinations Regulation (Ofqual)が開発した計算モデルを用いて標準化することにより、各生徒の最終成績を確定するという方法が取られた。最終成績は例年通り2020813日に発表された。(出典:Ofqual、参考:大学改革支援・学位授与機構)

    2023817日現在