【開催報告】NIC-Japanセミナーシリーズ「中国の高等教育における学歴と学位―多様な学士・修士・博士への途」※講演資料・動画リンク掲載
NICの活動
高等教育資格承認情報センター(NIC-Japan)は、2023年10月18日(水)にNIC-Japanセミナーシリーズ「中国の高等教育における学歴と学位―多様な学士・修士・博士への途」をオンラインで開催しました。
NIC-Japanは学生や研究者の国際的なモビリティ向上を目的とした高等教育資格の円滑な承認に資する情報提供活動の一環として、海外の教育制度や資格審査の事例など、資格承認にまつわる諸テーマについて国内外の有識者よりお話しいただく「NIC-Japanセミナーシリーズ」を2021年より開催しています。
今回は昨年12月に取り上げた中国の教育制度についての第2弾として開催し、講師は第1弾に引き続き当機構の李 敏 研究開発部教授が務めました。当日は大学等で入試業務や国際業務に携わる教職員を中心に約150名の参加がありました。
はじめにNIC-Japanの森利枝センター長から挨拶があり、前回のセミナーに対する反響への御礼と今回のセミナーに対する期待が示されました。講演では、「シグナル機能」というキーワードを用いながら中国において学歴が重視される社会的背景に触れつつ、中国における学歴と学位の考え方の違いや、学位を取得するための多様なルートに関する詳細な説明がありました。さらに、前回のセミナーにおいて高い関心が寄せられた、高等教育に接続するための普通教育と職業教育の特徴や、海外大学への進学を目指す国際高校などについても解説がなされました。
講演後には熱心な質疑応答が交わされ、盛会のうちに終了しました。
なお、今回のセミナーシリーズで使用した資料は以下からダウンロードすることができます。
「中国の高等教育における学歴と学位―多様な学士・修士・博士への途(2023年10月18日)」【講演資料】
本セミナーの動画は、YouTubeで2024年5月末までご覧いただけます。
また、本セミナーシリーズ参加募集時の告知ページはこちらから閲覧できます。
講演の様子 (右上)李教授と(右下)モデレーターの堀田シニアアドバイザー