高等教育資格承認情報センター（NIC-Japan）は、2023年1月30日（月）にNIC-Japanセミナーシリーズ「タイの高等教育制度・高等教育資格」をオンラインで開催しました。

NIC-Japanは学生や研究者の国際的なモビリティ向上を目的とした高等教育資格の円滑な承認に資する情報提供活動の一環として、海外の教育制度や資格審査の事例など、資格承認にまつわる諸テーマについて国内外の有識者よりお話しいただく「NIC-Japanセミナーシリーズ」を2021年度より開催しています。

今回は2022年度の第3弾として、「タイの高等教育制度・高等教育資格」をテーマに開催しました。講師にはタイのモンクット王工科大学トンブリー校の上級副学長（教学担当）であるBundit Thipakorn氏をお招きしました。当日は大学等で国際業務や入試業務に携わる教職員を中心に140名を超える参加がありました。

はじめにモデレーターを務めたNIC-Japanの堀田泰司シニアアドバイザーから講師への謝意とセミナーに対する期待が示されました。講演では、タイの教育制度の概要をはじめ、「TCAS」と呼ばれる大学入試制度やタイの高等教育所管機関の変更などについて包括的な説明がありました。それ以外にも、急速に変化する社会の中で柔軟に知識を活用できる人材を輩出するために、学習成果に基づくカリキュラム設計や継続的な改善を促進するタイの高等教育改革の方向性についても分かりやすく解説されました。

講演後には熱心な質疑応答が交わされ、最後に堀田シニアアドバイザーから講師に対して、示唆に富む講演と丁寧な質疑応答に対する感謝が述べられ、盛会のうちに終了しました。

なお、今回のセミナーシリーズで使用した資料や講演の概要は以下からダウンロードすることができます。
「タイの高等教育制度・高等教育資格（2023年1月30日）」【講演資料（英語）】 【講演概要（日本語）】

本セミナーの動画は、YouTubeで本年5月末までご覧いただけます。（※2023年5⽉31⽇をもちまして動画公開を終了いたしました。）
また、本セミナーシリーズ参加募集時の告知ページはこちらから閲覧できます。


（左）堀田シニアアドバイザーと（右）Bundit氏