文部科学省が令和6年度学校基本調査結果を公表
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令和6年12月18日付で、文部科学省より令和6年度学校基本調査の結果(確定値)が公表され、同年8月28日に速報値として公表されたものの一部の数値が、確定値として更新されました。
学校基本調査とは、文部科学省が日本の統計法に基づき、学校に関する基本的事項を調査し、学校教育行政上の基礎資料を得ることを目的として、昭和23年度より毎年実施されているものです。
令和6年度学校基本調査の概要
1)調査期日:令和6年5月1日現在
2)調査対象:幼稚園、幼保連携型認定こども園、小学校、中学校、義務教育学校、高等学校、中等教育学校、特別支援学校、大学、短期大学、高等専門学校、専修学校、各種学校、市町村教育委員会
3)調査項目:学校数、在学者数、教員数、卒業者数、卒業後の状況等
今回公表された調査結果のポイントは以下のとおり。
1.初等中等教育機関,専修学校・各種学校
- 小学校、中学校はいずれも学校数が前年度より減少し、在学者数が過去最少。
- 幼稚園、高等学校、各種学校はいずれも学校数・在学者数とも前年度より減少。
- 専修学校の学校数は前年度より減少、在学者数は増加。
- 幼保連携型認定こども園、義務教育学校、中等教育学校、特別支援学校はいずれも学校数が前年度より増加し、在学者数が過去最多。
- 教員全体に占める女性の割合は、中学校、高等学校、特別支援学校で前年度より0.1~0.4ポイント上昇し、それぞれ過去最高。
2.高等教育機関
- 大学全体の在学者数(約2,950,000人)は前年度より約4,200人増加し、過去最多。
- 大学学部の在学者数(約2,628,000人)は前年度より約4,500人減少したが、そのうちの女子学生の割合(45.9%)は前年度より0.2ポイント上昇し、過去最高。
- 短期大学は前年度より6校減少し、在学者数(約78,000人)は約8,400人減少。
- 高等専門学校の学校数は前年度と変わらず、在学者数(約56,000人)は約200人減少。
- 専門学校は前年度より17校減少し、在学者数(約558,000人)は約2,900人増加。
- 大学全体の女性教員数(約53,000人)は前年度より約1,200人増加で過去最多。教員全体に占める女性の割合(27.8%)は前年度より0.6ポイント上昇し、過去最高。
3.卒業後の進路
- 18歳人口に対する高等教育機関(大学[学部]・短期大学[本科]入学者、高等専門学校4年在学者及び専門学校入学者)への進学率(87.3%)は前年度より3.3ポイント上昇し、過去最高。
- 大学(学部)卒業者の大学院等への進学率は12.6%で、前年度より0.1ポイント上昇。
- 大学(学部)卒業者に占める就職者の割合は76.5%で、前年度より0.6ポイント上昇。
- 修士課程修了者の大学院等への進学率は10.9%で、前年度より0.8ポイント上昇。
- 修士課程修了者に占める就職者の割合は78.5%で、前年度より1.1ポイント上昇。
- 博士課程修了者に占める就職者の割合は70.0%で、前年度より0.2ポイント低下。
出典:
学校基本調査-令和6年度 結果の概要―(文部科学省ウェブサイト)
学校基本調査の概要(文部科学省ウェブサイト)