2024年11月26日～27日、英国・ロンドンでUK ENIC 2024年次会合が開催され、当センターの職員3名が出席しました。

UK ENICは英国の国内情報センター（NIC）であり、資格評定サービスや世界200か国以上の教育情報をまとめたデータベースを会員に提供しています。今回の年次会合は「Insights for Internationalisation（国際化への視点）」をテーマに、変化する英国の教育制度や質保証制度、また教育業界にも進出が著しいAIへの対応などについて、英国内での留学生獲得競争の文脈をふまえて各セッションで発表や議論が行われました。会合には英国内の大学職員（主にアドミッション担当者）、試験実施団体、Ecctis（UK ENICを運営する民間企業）の関係者等300名以上が参加しました。

会合は2つの全体会合と35の発表セッションで構成されており、全体会合では今後の英国および国際社会において予想される変化やその教育への影響などについて議論されました。他の発表セッションでは、職業教育を含めた英国の質保証制度の概形や近年の留学生獲得市場の動向、入試に利用されるテストにおけるAI（ChatGPTやディープフェイク）を用いた不正への対策等、多様なテーマに関する情報提供と活発な議論が行われました。