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 APNNICポータルが開設されました

NICの活動

2020年11月17日、高等教育の資格の承認に関するアジア太平洋地域規約(通称:東京規約)締約国の国内情報センターネットワーク(APNNIC: Asia-Pacific Network of National Information Centres)のポータルサイトが開設され、そのお披露目となるVirtual Launch(オンラインセレモニー)が開催されました。

Virtual Launchには、東京規約締約国(9か国)、ユネスコ、アジア太平洋地域諸国やENIC-NARIC(欧州等のNIC)から代表者の参加がありました。ユネスコバンコク事務所より、ポータルの開設、フィジーが東京規約に締結したことなどが報告され、登壇者からはネットワークのハブとしてのポータルの意義や、権限ある承認当局に限らず、資格評価者、学生、学習者、雇用主等幅広いエンドユーザーへの信頼できる情報提供が期待されること、締約国間の協働の重要性、アジア太平洋諸国への締結の呼びかけ等が語られました。当センターからは、野田准教授がポータルの意義と日本の近況について報告を、堀田センター長が議長国の代表として"Towards new futures for qualifications recognition"というテーマでスピーチを行いました。

APNNICポータルとは

  1. 東京規約締約国における資格の承認に関する信頼できる情報を無料で提供し、学生や研究者の物理的またはバーチャルなモビリティを促進するためのウェブサイトです。
  2. 主なコンテンツは、東京規約及びAPNNICの概要、各締約国の教育制度、ニュースと行事案内、世界規約及び他の地域規約の概要です。
  3. 締約国のページ(Country Profiles)には、以下の情報が掲載されています。掲載国数は現在8か国(オーストラリア、中国、バチカン、日本、モンゴル、ニュージーランド、韓国、トルコ)となっています。
      - 教育制度の概要(教育制度系統図、初等中等教育、高等教育など)
      - 学位等の高等教育資格の概要
      - 各種統計(教育機関数、学生数など)
      - 国内情報センター(NIC)
      - 高等教育質保証制度の概要
      - 正規の高等教育機関一覧へのリンク
      - 留学生政策の動向

ぜひ、ご活用ください。

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▶  Ensuring access to information on qualifications recognition in the Asia-Pacific [ユネスコバンコク事務所ウェブサイトへリンク]