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 韓国大学教育協議会韓国大学評価院(KCUE-KUAI)と覚書を更新

NICの活動

2021年2月23日、当機構と韓国大学教育協議会韓国大学評価院(KCUE-KUAI: Korean Council for University Education - Korean University Accreditation Institute)は、福田機構長、KCUEのキム・インチョル(金仁喆)会長及びKCUE-KUAIのアン・セグン(安世根)院長の署名をもって、連携協力に関する覚書の更新を行いました。両機関は2010年8月に新規に覚書を締結し、2015年12月に更新した覚書の有効期間(5年間)の満了に伴い、このたび更新したものです。

KCUEは、韓国の4年制大学の協議体として、政府への働きかけ等を通じて高等教育の質保証を図ることを主な目的とし、加盟校の機関別評価認証事業、韓国の高等教育の国際化支援事業、大学入試に関する情報提供事業など、韓国の高等教育に関わる事業を幅広く管轄している団体です。KCUE-KUAIは、教育部より認定された機関別評価認証の実施機関として、KCUEの加盟校である韓国の4年制大学を対象とした機関別評価認証を行っています。
KCUEはまた、高等教育の資格の承認に関するアジア太平洋地域規約(通称:東京規約)に基づく韓国の国内情報センター(NIC)として韓国教育部より指定され、2019年5月に韓国高等教育情報センター(KARIC: Korea Academic Recognition Information Center)を設置しました。KARICは、韓国の高等教育における資格承認に係る情報を提供するほか、各種調査研究や東京規約締約国のNICネットワークであるAPNNIC(Asia-Pacific Network of National Information Centres)を含む諸外国のNICとの連携などを通じて、資格の承認に係る活動を行っています。APNNICポータルサイトの韓国ページには、韓国の教育制度やNIC活動に関する情報などが掲載されています。

当機構とKCUE-KUAIはこれまで、日中韓質保証機関連携及びキャンパス・アジアにおけるモニタリング活動を中心に協力・交流を行ってきました。また、高等教育質保証や高等教育資格の承認に関する互いの取り組みについての日常的な情報交換、当機構の刊行物「諸外国の高等教育分野における質保証システムの概要 韓国 第2版(2019年版)」作成への協力、大学機関別認証評価制度に関する共同比較研究など、様々な事業を通じて協力関係を構築してきました。

今回の覚書更新に基づき、両機関は引き続き、互いの高等教育質保証や高等教育資格の承認に関する活動についての情報交換や協力を深めていくこととしています。

(掲載用)福田機構長による覚書への署名_2328x1744
福田機構長による覚書への署名