JP EN
JP EN
A A A

 (報告)2019年UK NARIC年次会合

NICの活動

2019年11月4、5日に英国・ロンドンで開催された、UK NARIC 年次会合に、高等教育資格承認情報センターの職員が出席しました。

UK NARICはイギリスのNIC(国内情報センター)であり、資格承認や世界200か国以上の教育情報をまとめたデータベースを会員に提供しています。当機構は2014年以降UK NARICの会員となっており、年次会合への参加は今回が4回目となりました。23回目となる本年次会合には、34の国や地域から560名が参加していましたが、のほとんどは英国内の大学職員と見受けられました。今回、日本からの参加は当機構のみでした。

開会挨拶の中でUK NARICの代表者であるCloud Bai-Yun博士は、2019年9月にバンコクで開催された第2回高等教育の資格の承認に関するアジア太平洋地域規約(通称:東京規約)締約国委員会会合において、アジア太平洋国内情報センターネットワーク(Asia-Pacific Network of National Information Centres [APNNIC])が設立されたことに触れ、アジア太平洋地域における高等教育のモビリティの進展と国際化にとっての大きな進展であるとして紹介しました。

全体講演では昨今のアジア地域の政治、安全保障、学問(研究)を取り巻く不安定な状況の中で、高等教育機関がいかに対応していくべきかが論ぜられました。また、分科会も数多く開催され、高等教育機関の国際展開に関する実践的な情報やアイディアが取り上げられていたほか、中国やインド、アフリカ、南米など、特定の国や地域に関するセッションから、東京規約、国境を越えた教育、難民の資格認証をテーマにしたものまで、幅広い内容で構成されていました。