TAICEP2025年次会合に参加しました
NICの活動
2025年10月20日~23日、クロアチア・ツァヴタットでTAICEP2025年次会合が開催され、当センターの森利枝センター長及び職員1名が参加しました。
The Association of International Credential Evaluation Professionals(TAICEP)は、2013年に設立された外国資格評価を行う専門家のための会員制組織で、2015年から毎年、年次会合を開催しています。
今年の会合は「Shaping Our Future: Knowledge, Skills, Success」をテーマに、4つのワークショップと38の分科会が行われました。日本、中国、カザフスタン、ジョージア等の各国の教育制度や資格制度、国際バカロレアや会計資格等の特定資格の評価手法、各国・機関における資格評価システム・手法に加え、偽造対策や人工知能の活用等、資格評価にまつわる幅広いテーマに関して情報提供と活発な議論が行われました。参加者は大学のアドミッションオフィスやエンロールメントマネジメント、政府省庁、NIC、外国資格評価を専門に扱う企業、試験実施団体等の職員が多く、米国の資格評価団体を中心に、欧州、アジア、アフリカ、中南米等から200名以上が参集しました。
当センターは同会合に継続的に参加しており、コロナ禍によりオンライン開催となった2020年、2021年には、東京規約に基づき設立された当センターの活動及び日本の高等教育制度・資格について発表を行いました。その後も、2023年には日本の医歯薬・看護関係の資格について、2024年には当機構研究開発部が実施した日本における外国学歴・資格評価の現状に関する調査結果を基に発表を行いました。
今回は、当センターから2件の発表を行いました。1件目は、他国の資格評価者との共同発表として、"Credential Evaluation Around the World: Moving Forward in Advocacy"のタイトルで、世界における資格評価とその進展のための施策について発表しました。2件目は、"Uncovering the Complexities of Japan's Higher Education System for Credential Evaluators"のタイトルで、日本の教育制度の概要や資格評価に役立つ情報について発表しました。そのほか、様々なテーマの分科会等への参加を通じて、情報収集及びネットワーキングを行いました。

